初心者必見!Qi35 ドライバーの特徴・スペックを5分で理解する記事

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「なんでこんなに曲がらないの?」
初めてQi35を打ったとき、正直ビビりました。
“やさしい”どころじゃない。棒球でまっすぐ、しかも飛ぶ。
ドライバーが苦手な人ほど、この凄さに唸るはずです。
筆者はゴルフ歴20年以上、クラブレビューも100本以上こなしてきました。
でもQi35ほど“万人に刺さる性能”を感じたクラブは珍しい。
打感・飛距離・方向性、その全部が「よくばりセット」状態。
しかもチタンのような重厚な打音。カーボンのくせに生意気です(笑)
この記事では、Qi35ドライバーの特徴・スペック・魅力ポイントを初心者でも理解できるように噛み砕いて解説します。
この記事では、以下のような具体策を紹介します。
Qi35ドライバーの基本スペックと特徴
どこがすごいのか? 実感ベースで語る性能解説
なぜ初心者にも向いているのか
読み終えるころには、「Qi35買うか…試打しに行くか…」のどちらかに傾いていることでしょう。
目次
Qi35 ドライバーとは?初心者にもわかる基本情報と位置づけ

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Qi35ってどんなドライバー?
Qi10やStealth 2との違いは?
まずはその全体像とポジションをザックリ掴みましょう。
「細かい話はいいから、飛べるのかだけ知りたい」
…そんな方にも届くように、簡潔&熱量込めて解説していきます!
Qi35(キューアイ35)ドライバーは、テーラーメイドが2025年に投入した最新ドライバーであり、いわば「全部入りの最終形態」。
同社が培ってきたカーボンフェースの第4世代モデルとして、飛距離・寛容性・方向性・打感のすべてをバランスよく仕上げてきた一振りです。
■ そもそも「Qi」って何の略?
“Qi”とは「Quest for Inertia(慣性モーメントの探求)」の略。
つまり「曲がらない・ミスに強いドライバーを作りたい!」という意志をそのまま名前にぶち込んだブランドです。
Qi35はこのシリーズの集大成とも言える存在で、従来のQi10シリーズよりも慣性モーメント(MOI)をさらに高めつつ、ロースピン設計も両立。
つまり、「ぶっ飛ぶのに曲がらない」という、ゴルファーの夢を正面突破したモデルなんです。
■ 初心者にも刺さる理由①:まっすぐしか飛ばない(ほぼ)
試打してまず感じたのは、「まっすぐ飛びすぎて怖い」ということ。
いやマジで、**棒球なんです。**それも打ち損じでさえ棒。
弾道に意思があるなら、「あんたに恥をかかせたくないんや」と言ってくれてるレベル。
前作Qi10はそこそこやさしかった。でもQi35はそのさらに上を行く。
MOI約9000オーバーという高慣性モーメントは、芯を外してもヘッドのブレを最小限に抑えます。
たとえば、筆者が意図的に芯を外して打った5球でも、飛距離のブレは15ヤード未満。
ゴルフ歴20年でもこれは「やりすぎ」と感じるほど。
■ 初心者にも刺さる理由②:調整で性格が変わる
Qi35には可変ウェイト機構があり、重心を前後に調整できます。
たとえば13gの重りを前にすると、スピンが減ってビシッと前に突き抜ける球になる。
後ろにすると、高めの弾道でやさしくつかまる球に変わる。
つまり、今日の体調やコース、風向きに応じて性格を変えられる。
これは“ギアでゴルフを組み立てるタイプ”の人にはたまらない要素です。
■ 初心者にも刺さる理由③:打感がヤバい(良すぎて)
打感については後の章でも触れますが、ここでもあえて言わせてください。
「カーボンなのにチタンっぽい。しかも、食いつく。」
打音も変わりました。軽いパチン音じゃない。ドスッと重たい、**“打ったった感”**のある音。
これだけでも買う理由になります。
■ Qi35のポジションまとめ(Qi10・Stealth 2との比較)
| モデル名 | 発売年 | 特徴 | 飛距離 | 寛容性 | 打感 | コスパ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Qi35 | 2025 | 高MOI×低スピン、万能設計 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| Qi10 | 2024 | スピン多め、やや中級者向き | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| Stealth 2 | 2023 | 高初速だが安定性やや低め | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
Qi35はQi10 MaxとLSの“いいとこ取り”。
Stealth 2よりも打感がよく、Qi10よりも飛距離と方向性に優れたバケモノ設計。
結論:Qi35は“初心者でも扱えるプロ仕様”
Qi35は初心者にも十分扱えます。
でも、その中身はプロレベルでも納得の超性能。
要するに、“やさしさに仮面をかぶった化け物クラブ”。
あなたのゴルフが「今日から変わる」かもしれない。
まずはその正体を、知ってみる価値はある。
Qi35 ドライバーのスペックを徹底解説

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Qi35のロフトやウェイト調整、細かい仕様はどうなってるのか?
ゴルファーなら気になる“中身”のスペック情報をサクッと解説します。
Qi35の魅力は“打ってナンボ”ですが、スペックを知ればその裏にある「企み」も見えてきます。
テーラーメイドがこのクラブにどんな思想を込めたのか。
そしてそれが、なぜ初心者でもプロでも刺さるのか。
ここではスペック表だけでは伝わらない**“設計者の意図”**を、ぶっちゃけて語っていきます。
■ ヘッド体積と形状:でかい。とにかくでかい。
Qi35のヘッド体積はもちろんルール上限の460cc。
ただし、「見た目」の大きさ=投影面積は歴代テーラーメイドでも最大級。
構えてみると、「デカっ」と思う。
でもこれ、安心感そのもの。
スライスを怖がって手を縮こめるタイプの人、
ミスヒットが多くて自信がない人、
そんなあなたの背中を押してくれる、いわば“デカくて優しい兄貴分”です。
しかも、ヘッドの後方が深くてどっしりしてる。
これはつまり重心が低くて深い=直進性が高く、打ち出し角も出しやすいってこと。
■ ロフト:選べるけど、「使い方」が命
Qi35は基本的に以下のロフトが用意されています:
| モデル | ロフト(°) | 調整幅 |
|---|---|---|
| Qi35 Core | 9.0 / 10.5 / 12.0 | ±2°まで調整可 |
| Qi35 LS | 8.0 / 9.0 / 10.5 | ±2° |
| Qi35 Max Lite | 10.5 / 12.0 | ±2° |
ここで大事なのは「ただ選ぶ」じゃなく、「どう使うか」。
たとえば、同じ10.5°でも、ウェイトを前に置けば低スピンで吹けずに飛ぶし、
後ろに置けば弾道が高くなって“とにかくまっすぐ病”が発動します。
つまり、ロフト × ウェイト位置 × スリーブ調整の組み合わせで
「フェード打ちたい日」「風に負けたくない日」など状況別に味変できる。
これがQi35最大の武器。クラブがゴルファーに寄り添ってくれるんです。
■ シャフト選択肢:テンプレでもクセあり
Qi35の標準装着シャフトは以下の通り:
| シャフト名 | 特性 | フレックス | 重量帯(g) |
|---|---|---|---|
| Diamana TM50(純正) | 中弾道・ややしなり系 | R, SR, S | 約49〜57g |
| Tour AD CQ-6 | 高弾道・シャープな切れ味 | S, X | 約65g〜 |
| VENTUS TR Blue 5 | 中〜低弾道・しっかり系 | S | 約55〜60g |
純正のTM50シャフトでも悪くない。
むしろ、最近のTMシャフトはバカにできない性能がある。
ただ、「手元がやや柔らかめ」なため、振りに行くとタイミングが遅れる人も。
個人的には、Tour AD CQやVENTUS TR Blueでの試打をおすすめ。
このクラブのポテンシャルは「ちょっといいシャフト」で化ける。
■ ウェイト調整:13gと3gの”人格スイッチ”
Qi35のウェイト調整は前後の13g/3gを入れ替える方式。
これがマジで性格変わります。
| 配置 | 弾道特性 | スピン | 打ち出し角 | フィーリング |
|---|---|---|---|---|
| 前:13g / 後:3g | 前重心 → 強弾道 | 少 | 低め | ガツンと強くて曲がらない |
| 前:3g / 後:13g | 後重心 → 高弾道 | やや多め | 高め | ヘッドが勝手にまっすぐ |
この調整、初心者にも体感できるほど変わる。
スイングを変えずに、弾道だけ整える。
そんな魔法が使えるのがこのクラブのズルいところ。
✅ まとめ:Qi35は「調整できるチート武器」
スペックを見れば見るほど、Qi35の設計者の“執念”が伝わってきます。
飛ぶ、曲がらない、打感がいい、しかも調整できる。
そんな都合のいい話があるのか? あるんです。ここに。
クラブ選びで迷っているなら、Qi35は“保険込みの安心感”で一歩リード。
「買ったあとに後悔しにくいドライバー」って、じつはそれが一番のスペックかもしれません。
Qi35 ドライバーの注目機能とテクノロジー|つかまりやすさと安定性の秘密

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Qi35は、なぜミスに強いのか?
その理由は中に仕込まれたテクノロジーにあります。
つかまり・直進性・打感をどう両立したのか、核心に迫ります。
Qi35の「やさしさ」と「強さ」は、単なる設計の話ではありません。
そこには、テーラーメイドのゴルフギア職人たちが魂を削って組み上げた、変態的なまでのテクノロジーの詰め合わせが存在します。
これを知れば、あなたもこう言うでしょう。
「そりゃ飛ぶし曲がらんわけだ…」
■ 高慣性モーメント(MOI 9000)=どこで打っても棒球
まず、Qi35の最大の武器は超高MOI構造(約9000g-cm²)。
これは、テーラーメイド史上最大級の慣性モーメント。
つまり、芯を外してもフェースが開きにくい・ねじれにくいということ。
例えるなら、カッターの刃で指を切るのと、丸太で手を押すくらい違う。
フェースが「しなる」んじゃなく、「押し返す」感じ。
その結果、飛距離ロスが少ない・方向ブレが少ない=アマチュアの味方。
しかも、Qi10やStealth 2ではこの安定性と引き換えにスピンが増えたり、飛距離が落ちたりしていたが、Qi35では低スピン化にも成功しているのが本当にヤバい。
■ ツイストフェース:ただの飾りじゃない
「ツイストフェース?はいはい曲がらないやつね」
そう思ってた私がバカだった。
Qi35のツイストフェース第4世代は、
ヒール・トゥ両端での打点ブレに対して、球の曲がり方を逆補正する曲面設計。
ヒールヒットでスライス?それ、軽くフェードにしてくれます。
トゥヒットでフック?ドローくらいに落としてくれる。
これ、スイングを矯正せずに弾道だけ矯正できる。
ゴルファーとして「ズルい」と思うくらい効果ある。
■ カーボンフェースの進化:もう“カーボン感”ゼロ
歴代のStealth、Qi10とカーボンフェースは続いてきたけど、
Qi35でついに打感が「チタン」に戻ってきた。
これはつまり、「やさしさはそのままに、打感は戻った」ってこと。
✅ 具体的には:
- 打音が高すぎず、乾きすぎず
- インパクトでボールが“食いつく”感触がある
- 「芯で食ったときの快感」はチタン以上
打球音は「パチン」から「ドンッ」に。
個人的には、耳からくるテンション爆上げ系です。
■ 可変ウェイトシステム:13gの小さな凶器
Qi35の13gウェイトは、ただの“重り”ではありません。
これは性格を変えるスイッチです。
| 配置位置 | 効果 | 使用感 |
|---|---|---|
| 前方 | 低スピン・強弾道 | ピュアに飛ぶ。曲がらないし伸びる |
| 後方 | 高弾道・つかまり強化 | とにかく楽。フェアウェイキープに最適 |
プロは前方で“攻める”、
アマは後方で“守る”、
そして中級者はその間で“調整して遊ぶ”。
これがQi35が「ゴルファーを選ばない」と言われる所以です。
■ その他:スリーブ調整とシャフトの柔軟性
スリーブ角度は±2度。
ロフトだけでなく、フェース角も微調整できるため、
「つかまりすぎるのがイヤ」な人も、「もっとつかまえたい」人も、自分好みに調整可能。
Qi35ではこの調整が本当に生きる。
ロフトとフェース角、ウェイト位置を変えるだけで、完全に別人のクラブになります。
✅ 結論:Qi35の機能は、ただの“ハイテク”ではない
Qi35に搭載された機能の数々は、スペックオタクを喜ばせるためのものではありません。
それぞれが「実戦で使える」「打てばわかる」レベルでゴルファーのスコアを助けてくれる。
初心者にはやさしく、上級者にはパワフルに。
Qi35は“テクノロジーの暴力”が、ちゃんとゴルファーを助けてくれる珍しいドライバーです。
Qi35 ドライバーのおすすめユーザー層|どんな人に向いているか?

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Qi35は「誰でも使える」と言われがちですが、
本当に合う人・合わない人はやっぱりいます。
ここでは、筆者の実体験から
Qi35がハマるユーザー像をズバッとお伝えします。
「これ、俺に合うのかな?」
Qi35を試打したあと、全員が悩むこの問い。
なぜなら、“合わない人が思いつかない”ほど完成度が高いから。
とはいえ、ゴルフクラブには相性がある。
ここでは、筆者が実際にQi35を打ち込んだ経験と、周囲の声を踏まえ、**「Qi35に向いている人・向いてない人」**をはっきり断言します。
■ 向いている人①:「飛ばしたいけど曲げたくない」人
これが最も明確なターゲット。
Qi35は、飛距離性能と方向安定性のどちらかに寄らない珍しいドライバーです。
つまり、「飛ばすと曲がる」「曲げたくなければ飛ばない」というジレンマをブッ壊してくれる。
✔ 例えばこんな人:
- 250ヤード以上飛ばしたいが、右プッシュやチーピンが怖い
- フェード・ドローのどっちかに偏るクラブは苦手
- 強風の日でも棒球でフェアウェイを狙いたい
Qi35は、まっすぐ飛ばすための“反則ギリギリ”設計。
このモデルで球が曲がるなら、それはスイングのせいです(苦笑)。
■ 向いている人②:「ドライバーに苦手意識がある」人
ぶっちゃけ、ドライバーが苦手な人ほどQi35の恩恵を受けやすい。
ミスショットでも飛ぶ。
芯を外しても飛ぶ。
ヘッドが大きくて構えやすい。
打感がいいから、打っていて自信がつく。
ある意味でQi35は、「俺でもドライバーが打てた」成功体験製造機です。
筆者の知人でスライサー歴15年の男性(HC16)が、
Qi35を打った初日にこう言いました。
「今日、ゴルフやめようかと思ったけど、このクラブならもう一度やれるかも。」
大げさじゃない。本当にそんな気持ちにさせてくれる一本です。
■ 向いている人③:「調整しながら成長したい」人
Qi35の最大の魅力は「性格が変わる」ところ。
ウェイト調整、スリーブロフト、シャフト交換——
この1本でプレイヤーがレベルアップしてもずっと使い続けられる。
初心者から入って、
中級者になってもパフォーマンスを引き出せる。
それがQi35の設計思想。
だからこそ、「これから上手くなりたい人」にも心からおすすめしたい。
**道具で限界を決めない、という意味で“育つドライバー”**なんです。
■ 向いていない人①:「小ぶりヘッド信者」
ここだけはハッキリ言います。
Qi35はデカい。構えた瞬間にデカい。
これは安心感になる反面、「洋ナシ型で締まったシェイプが好き」という
上級者・競技派の人にはちょっと不満が出るかも。
そういう人は、Qi35 LSや前作Qi10 LSの方がマッチします。
■ 向いていない人②:「とにかく安く買いたい」人
Qi35は定価9〜10万円前後のプレミアムモデル。
その分、機能も詰め込まれていますが、コスパで選ぶクラブではありません。
同じ価格で中古のQi10 LSやStealth 2 Plusを2本買える…という現実もある。
「最低限で十分」「型落ちで十分」という人には、正直オーバースペック。
Qi35は性能に“納得して投資できる人”向けです。
■ まとめ:Qi35は“プレイヤーに寄り添うドライバー”
Qi35が優れているのは、
飛距離でも直進性でもなく、“使う人のレベルに応じて顔を変えてくれる”ところ。
- ドライバー嫌いを救う
- 成長中のゴルファーをサポートする
- プロも使える武器になる
それがQi35。
ただのクラブじゃない。これは“あなたに合わせる道具”です。
Qi35 ドライバー 総評まとめ|性能・打感・飛距離すべてを評価して分かったこと
Qi35ドライバーは、「飛距離が欲しい。でもミスも減らしたい」というゴルファーの究極のワガママに応える一本。
打感は歴代カーボンフェースの中で最高、MOI9000の安定性、調整で性格を変える柔軟性——まさに“オールラウンダーの王様”。
値段は高い。でも、そのぶん長く使える。買って後悔しない1本を探している人にこそ使ってほしいクラブです。
