【2025年版】ゴルフグリップ人気ブランド徹底比較!飛距離が変わる“執念”の選び方

IMAGES : GOLF TALKS

グリップなんて、どれも同じだと思っていませんか?「滑らないなら何でもいい」「とりあえず安いやつで」…もし、あなたがそう考えているなら、年間10ヤードは損をしていますよ。
断言します。かく言う俺も、小柄な体格というコンプレックスを抱え、飛距離に執着し続けてきたゴルファーの一人。
体格に恵まれたゴルフ仲間のドヤ顔をへし折るため、グリップに注ぎ込んだ金は、おそらく中古の高級車一台分じゃききません。
その莫大な投資と試打データ、そして執念の末にたどり着いた結論は、「グリップこそが、クラブとゴルファーを繋ぐ唯一無二の接点であり、飛距離を司る最後の聖域である」ということです。この記事では、俺が血と汗と金で導き出した、主要グリップブランドの真実を余すことなくお伝えします。
この記事を読むことで、以下のことがわかります👇
主要人気ブランド(ゴルフプライド、STM、イオミック等)の本当の実力
素材や機能性(コード、バックライン等)による性能の決定的違い
あなたの悩み(力み、手汗、飛距離不足)を解決するグリップの選び方
忖度一切なしのメリット・デメリット
この記事を読み終える頃には、あなたはもうグリップ選びで迷うことはないでしょう。自分だけの“相棒”を見つけ出し、今まで届かなかったあの旗を、次のラウンドでデッドに狙えるようになる。そんな未来が、あなたを待っていますよ。
「グリップを疎かにする奴は、一生ゴルフがうまくならねえ。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これは俺が20年かけてたどり着いた真理です。ではなぜ、たかがゴムの筒一本で、我々のゴルフが劇的に変わるのか。その核心からお話ししましょう。」
目次
なぜグリップ交換で飛距離が伸びるのか?主要人気ブランドの“脳汁が出る”セールスポイント

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結論から申し上げましょう。適切なグリップは、あなたの無駄な力みを解消し、ヘッドスピードを最大化させるからです。
考えてもみてください。クラブと我々の身体が唯一接する場所、それがグリップです。この接点が不安定であれば、脳は本能的に「クラブを離すまい」と腕や指に余計な力を入れさせます。この無意識の力みが、手首のコックを妨げ、スムーズなボディターンを阻害し、結果としてヘッドスピードを著しく低下させるのです。滑るグリップ、細すぎるグリップ、太すぎるグリップ、硬すぎるグリップ…これらはすべて、飛距離を蝕む元凶と言えます。
逆に言えば、自分の手の大きさ、握力、スイングタイプ、そして悩みに完璧にフィットしたグリップを見つけることができれば、脳は安心して腕の力を抜くことを許可します。その結果、手首はしなやかに、身体はダイナミックに回転し、ヘッドがビュンと走る。マン振りしても魂だけが300ヤード先に飛んでいくような、あの脳汁が出る感覚を味わえるわけです。
では、具体的にどんなブランドが我々のゴルフを変えてくれるのか。ここでは俺が特に注目している、実績と人気を兼ね備えたブランドのセールスポイントをご紹介します。
■絶対王者:Golf Pride (ゴルフプライド)
もはや説明不要の絶対王者。特に「ツアーベルベット・ラバー」は、世界中のプロが愛用し、多くのクラブメーカーが純正採用する、まさにグリップ界の基準器です。特筆すべきはその“違和感のなさ”。適度な硬さと、手に馴染むフィーリングは、まるで最初からそこにあったかのように自然です。色々試したゴルファーが「結局これに戻る」と言うのも頷けます。特に、最新クラブの弾道調整機能(カチャカチャ)を多用する方には、ロゴが360度同じパターンの「ツアーベルベット・ラバー・360」がおすすめです。向きを気にせず装着できるため、調整後の違和感がありません。まさに王道の安心感。迷ったらまずこれを試すべき一本です。
より詳しい製品ラインナップは、ゴルフプライド公式サイトで確認してみてください。
■新時代の覇者:STM (エスティーエム)
今、最も勢いのあるブランドはどこかと聞かれれば、俺は間違いなくSTMを挙げます。特に「G-Rex」シリーズの登場は衝撃的でした。カーボン調の高級感あふれるデザインは、所有感を満たすだけでなく、その性能も一級品。エラストマー素材でありながら、しっかりとした剛性感と、雨天時でも滑りにくい絶妙なグリップ力を両立しています。何より驚くべきは、その異常に高いリピート率。一度使ったゴルファーの多くが、次もG-Rexを選ぶというデータは、その満足度の高さを物語っています。硬さや太さ、バックラインの有無など、豊富な選択肢から自分好みの一本をカスタムできる点も、我々のような“執念ゴルファー”の心をくすぐりますね。
■感性の匠:IOMIC (イオミック)
「吸い付くような」という表現が、これほど似合うグリップは他にないでしょう。IOMICの「Sticky」シリーズは、その名の通り、手にしっとりとフィットする独特の感触が魅力です。このフィーリングは、特に力みやすいゴルファーにとって強力な武器となります。グリップが勝手に手に密着してくれるため、余計な力を入れずにスイングに集中できる。また、豊富なカラーバリエーションもIOMICの大きな特徴。クラブの見た目にこだわりたいお洒落なゴルファーからの支持も厚いです。松山英樹プロが愛用する硬めの「X-GRIP」など、プロ仕様のモデルもラインナップされており、幅広いゴルファーの要求に応えてくれます。
以下に、主要ブランドの代表的なモデルとその強みをまとめました。
| ブランド | 代表モデル | 主なセールスポイント | こんな人におすすめ | 
|---|---|---|---|
| Golf Pride | ツアーベルベット・ラバー | 究極のスタンダード。品質と性能のバランスが良く、誰が使っても違和感がない。 | グリップ選びで迷っている人、基準となる一本が欲しい人 | 
| STM | G-Rex | 高級感のあるデザインと高性能の両立。豊富な選択肢からカスタム可能。 | 見た目にもこだわりたい人、自分だけの最適な一本を探したい人 | 
| IOMIC | Sticky シリーズ | 手に吸い付くような独特のフィーリング。豊富なカラーバリエーション。 | 無意識に力んでしまう人、クラブのコーディネートを楽しみたい人 | 
| elite grips | Y360°s シリーズ | しっとり感が強く、クラブとの一体感が高い。プロ使用率も高い。 | 手の中でクラブが動く感覚が嫌な人、一体感を重視する人 | 
これらのブランドは、いずれも我々のゴルフを新たなステージへと引き上げてくれるポテンシャルを秘めています。自分のスイングと真剣に向き合い、最高の相棒を見つけ出すこと。それこそが、飛距離アップへの一番の近道なのです。
「褒めてばかりじゃ、ただのメーカーの回し者ですからね。ここからは俺が実際に大枚をはたいて試したからこそ言える、各ブランドの“見て見ぬフリはできねえ”点、つまりは腐った竹輪みたいな部分を忖度なしでお話しします。これを知らずに交換すると、後で泣きを見ますよ。」
【忖度なし】人気グリップブランドの“腐った竹輪”な部分|交換前に知るべき注意点

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■快適性の代償:Winn (ウィン) と柔らか系グリップの宿命
まず、Winnに代表されるポリマー系や、ゴルフプライドの「CP2」「CPX」のような“史上最もソフト”を謳うグリップ。これらの握り心地は、まさに天国です。マシュマロを握っているかのような柔らかさは、手のひらへの衝撃を和らげ、特に非力な方や関節に不安を抱えるゴルファーにとっては救世主となるでしょう。しかし、この極上の快適性には、明確な代償が伴います。それは「耐久性の低さ」と「フィードバックの曖昧さ」です。
これらのソフトなグリップは、ハードな練習を繰り返すゴルファーが使うと、驚くほど早く摩耗します。特に右手親指の部分などは、数ヶ月でツルツルになってしまうことも珍しくありません。コストを度外視できるなら問題ありませんが、頻繁な交換は手間も費用もかさみます。さらに深刻なのは、フィードバックの曖昧さです。素材が衝撃を吸収しすぎるため、芯を食ったのか、それとも少し外したのか、といった打点の情報がぼやけてしまいがち。自分のスイングを磨きたい、繊細なボールコントロールをしたいと考えている向上心のあるゴルファーにとっては、この特性が足枷になる可能性があるのです。まさに諸刃の剣と言えるでしょう。
■エラストマー素材の落とし穴:汚れとねじれの問題
STMやIOMIC、CADEROといった人気ブランドが採用するエラストマー素材。発色が良く、デザイン性に優れ、耐水性も高いというメリットがありますが、ラバー素材とは異なる注意点が存在します。最も顕著なのが「汚れやすさ」です。特に白や黄色といった明るいカラーのグリップは、練習場のボールの汚れやグローブの皮脂が驚くほど付着します。こまめに中性洗剤で洗浄すれば綺麗になりますが、俺のような大雑把な人間には正直言って面倒くさい。いつの間にかくすんでしまい、「あのカッコよかったグリップはどこへ…」と嘆くことになります。
さらに、一部のエラストマーグリップ、特に柔らかさを追求したモデルに見られるのが「ねじれ」の問題です。インパクトの強いハードヒッターが使うと、グリップ内部でシャフトがわずかにねじれるような感覚を覚えることがあります。これはスイングの再現性を著しく損なうため、パワーヒッターの方は、同じエラストマーでもIOMICの「X-GRIP」のような硬めのモデルを選ぶか、後述するコード入りグリップを検討すべきです。グリップのメンテナンス方法については、専門店の解説記事なども参考にすると良いでしょう。
■コード入りグリップの攻撃性
雨の日や手汗に悩むゴルファーにとって、ゴルフプライドの「MCC」シリーズに代表されるコード入りグリップは、まさに最後の砦です。グリップに練り込まれた糸が水分を吸収・分散させ、悪条件下でも驚異的なグリップ力を維持します。しかし、この絶大な安心感と引き換えに、あなたのグローブと素手は確実にダメージを受けます。ヤスリのようなコードの表面は、グローブの掌をあっという間に摩耗させ、素手で握る右手はマメだらけになることも。特に、デリケートな高級天然皮革のグローブを使っている方は、その寿命が半分以下になることを覚悟しなければなりません。まさに「グリップは滑らないが、金は滑っていく」状態です。それでも悪天候でのゴルフを諦められない、という執念深いゴルファーだけが、このグリップを使いこなす資格があるのかもしれません。
これらの欠点は、決してそのブランドが劣っているということではありません。むしろ、ある性能を極限まで追求した結果として生じる、トレードオフの関係なのです。自分のゴルフスタイルと照らし合わせ、どのメリットを享受し、どのデメリットを許容するのか。それを見極めることが、グリップ選びの最も重要なプロセスなのです。
「さて、ここからが本番です。能書きはもういい、具体的に何がどう違うんだ!という、せっかちなあなたのための時間です。ゴルフグリップの二大巨頭である『ラバー』と『エラストマー』、そしてスイングを安定させる特殊機能について、俺の試打データと執念で徹底的に比較・検証します。」
素材と機能で比較!ゴルフプライド、STM、イオミック三大ブランド頂上決戦

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■永遠のライバル対決:ラバー vs エラストマー
グリップの素材は、大きく分けて天然ゴムや合成ゴムを主成分とする「ラバー」系と、プラスチックとゴムの中間的な性質を持つ「エラストマー」系に大別されます。この二つの素材は、似て非なる特性を持っており、どちらを選ぶかでフィーリングは大きく異なります。
| 比較項目 | ラバー系 (ゴルフプライドなど) | エラストマー系 (STM, イオミックなど) | 飛ノ玉彦のジャッジ | 
|---|---|---|---|
| フィーリング | 硬めでしっかりとした握り心地。手に伝わる情報量が多い。 | 柔らかく、しっとり、吸い付くような感触。衝撃吸収性が高い。 | 引き分け。 打感を重視するならラバー、力みを解消したいならエラストマー。 | 
| グリップ力 (ドライ) | 安定して高いグリップ力を発揮。 | 製品によるが、吸い付くような密着感で高いグリップ力を誇る。 | 引き分け。 どちらもドライ環境では申し分ない性能。 | 
| グリップ力 (ウェット) | 表面が濡れると滑りやすい傾向がある。(コード入りは除く) | 撥水性が高く、水分を拭き取ればグリップ力が回復しやすい。 | エラストマーの勝利。 特にMR.Gなどの新素材は驚異的な撥水性。 | 
| 耐久性 | 非常に高い。特にツアーベルベットはプロの酷使にも耐える。 | 比較的高いが、柔らかいモデルは摩耗が早い傾向も。ねじれに注意。 | ラバーの勝利。 長く安心して使いたいならラバーに軍配。 | 
| デザイン・発色 | 黒を基調とした伝統的なデザインが多い。 | カラーバリエーションが豊富で、鮮やかな発色が可能。デザイン性が高い。 | エラストマーの圧勝。 見た目で選ぶならエラストマー一択。 | 
| メンテナンス性 | 比較的汚れが目立ちにくい。 | 明るい色は汚れやすいが、水洗いで綺麗になる。 | ラバーの勝利。 手間をかけたくないズボラなゴルファー向け。 | 
| コスト | 比較的安価なモデルが多い。コストパフォーマンスに優れる。 | 高機能なモデルが多く、価格は高めな傾向。 | ラバーの勝利。 コスパ重視ならラバーが優位。 | 
総括:
伝統と信頼性のゴルフプライド(ラバー)は、しっかりとした打感を求める競技志向のゴルファーや、コストを抑えたい賢明なゴルファーにとって最高の選択です。一方、デザインと新感覚のSTMやイオミック(エラストマー)は、力みに悩み、フィーリングを重視するゴルファーや、クラブの見た目にもこだわりたいゴルファーに強くおすすめします。素材の特性については、大手ゴムメーカーの技術情報なども参考にすると、より理解が深まるでしょう。
■スイングの再現性を高める特殊機能比較
近年、単に握りやすいだけでなく、スイングそのものをアシストする機能を持ったグリップが登場しています。その代表格が、ゴルフプライドの「ALIGN(アライン)テクノロジー」と、MCCシリーズに代表される「ハイブリッド構造」です。
1. ALIGN(アライン)テクノロジー
これは、グリップの背面に盛り上がったリッジ(凸部)を配置することで、常に同じ位置でグリップできることを目的とした技術です。いわば、ルール適合の“超高性能バックライン”。実際に使ってみると、このリッジが指にしっかりと認識され、意識せずとも毎回同じフェース向きでアドレスに入れる感覚があります。特に、スイングが安定せず、日によって球筋がバラつくという悩みを持つゴルファーには劇的な効果をもたらす可能性があります。フェースの開閉を積極的に使いたい上級者には邪魔に感じるかもしれませんが、再現性を高めたいアベレージゴルファーにとっては、まさに“見えないコーチ”と言えるでしょう。
2. ハイブリッド構造(コード & ラバー)
ゴルフプライドの「MCC」やパーフェクトプロの「X LINE HALF CORD」などが採用するこの構造は、グリップの上半分(グローブを着ける左手側)に滑りにくいコードを、下半分(素手で握る右手側)にフィーリングの良いラバーを採用したものです。これは非常に合理的で、スイングの主軸となる左手のホールド感を極限まで高めつつ、ボールをコントロールする右手の繊細な感覚を損なわないという、二つの要求を同時に満たしてくれます。特に、雨や汗で左手が滑る感覚に悩まされているゴルファーには、一度試していただきたい逸品です。さらに、右手が太めに設計された「MCC PLUS4」は、右手の使いすぎ(フックやチーピン)を防ぐ効果も期待でき、俺のような小手先で操作しがちなゴルファーの矯正器具としても機能します。
これらの比較からわかるように、現代のグリップ選びは、単なる好みだけでなく、科学的なアプローチが可能です。自分の弱点を補い、長所を伸ばしてくれる機能は何か。それを見極めることで、あなたのゴルフはより一層、論理的で強固なものになるはずです。
「色々と小難しい話をしてきましたが、結局のところ、俺たちみたいな体格に恵まれねえアマチュアゴルファーは、最終的に何を選べばいいのか?その答えを、俺の執念と数々の失敗、そしてささやかな成功体験から導き出しました。これが、俺なりの結論です。」
結論:体格と執念で選べ!飛ノ玉彦が推奨する“相棒”グリップの見つけ方

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ここまで、素材や機能、各ブランドの長所と短所を比較検証してきました。これらの情報が証明したのは、「万人にとって最高のグリップなど存在しない」という、至極当然の事実です。しかし、「あなたにとって最高のグリップ」は必ず存在します。そして、それを見つけ出すための羅針盤は、あなた自身の悩み、つまりは「ゴルフに対する執念」の中にこそあるのです。
この比較検証を通じて、我々はグリップが単なる消耗品ではなく、ゴルファーの悩みを解決するための戦略的パーツであることを確認しました。
- 力みに悩むゴルファーは、IOMICの「Sticky」のような吸い付くエラストマー素材が、無意識の力みを解放してくれることを知りました。
- 雨や手汗で滑るゴルファーは、ゴルフプライドの「MCC」のようなコード入りハイブリッドグリップが、悪条件下でも鋼のホールド感を提供してくれることを理解しました。
- スイングの再現性に悩むゴルファーは、「ALIGNテクノロジー」が、毎回同じグリップを約束してくれる“見えないコーチ”になり得ることを学びました。
- コストと性能の両立を求めるゴルファーは、ゴルフプライドの「ツアーベルベット」が、なぜ長年にわたり王座に君臨し続けているのか、その理由に納得したはずです。
では、これらの知見を基に、具体的にどうやって自分だけの“相棒”を見つけ出すのか。俺が推奨するのは、以下の3ステップです。
ステップ1:己の“執念”を定義する
まず、あなたがゴルフにおいて最も解決したい課題、つまり執念を一つだけ明確にしてください。「あのデカいだけの奴より1ヤードでも前に飛ばしたい」という飛距離への執念か。「雨の日でもスコアを崩したくない」という安定性への執念か。「とにかくカッコいいクラブでドヤ顔したい」という所有欲への執念か。この軸がブレると、グリップ選びは迷走します。
ステップ2:執念を解決する「素材」と「機能」を仮説立てる
次に、あなたの執念を解決してくれるのは、どの素材、どの機能かを仮説立てます。
- 飛距離への執念 → 力みを消し、ヘッドを走らせる「エラストマー素材」や、右手の使いすぎを抑える「太め(PLUS4など)のグリップ」が有効かもしれない。
- 安定性への執念 → 悪天候に強い「コード入り」や、再現性を高める「ALIGN(バックライン)」が必須かもしれない。
- 所有欲への執念 → STMの「G-Rex」やCADEROのような、デザイン性に優れた「エラストマー素材」が最有力候補となるでしょう。
ステップ3:少なくとも2種類を実際に試す
最後に、最も重要なステップです。候補となるグリップを最低でも2種類購入し、エースドライバーと、もう一本(例えばフェアウェイウッド)にそれぞれ装着して比較テストを行ってください。ショップの試打クラブを握るだけでは、本当の性能はわかりません。自分のクラブで、いつもの練習場で、そしてコースで実際に打ってみて初めて、そのグリップが自分の“相棒”となり得るかどうかが判断できるのです。これは決して安い投資ではありません。しかし、合わないドライバーを買い替える金額を考えれば、グリップへの投資がいかに効率的か、賢明なあなたならお分かりでしょう。このプロセスについては、クラブフィッティングの専門家の意見も非常に参考になります。
俺自身、このプロセスを狂ったように繰り返した結果、現在はエースドライバーにSTMの「G-Rex(硬め・バックライン有)」を、雨天用のサブドライバーにゴルフプライドの「MCC PLUS4 ALIGN」を装着することで、長年の悩みだった力みと飛距離不足、そして天候によるパフォーマンスの波を克服しつつあります。
体格に恵まれたゴルファーがパワーでねじ伏せるゴルフをするなら、我々は知恵と、金と、そして執念で、彼らと対等以上に渡り合う。そのための最強の武器が、グリップなのです。この記事が、あなたの“執念”を解放する一助となることを、心から願っています。


