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【ゴルフグリップ交換完全ガイド】費用・持ち込みは?プロのコツとDIY手順を”執念”で解説!

グリップ網点の質感や線の太さを変えた複数のグリップシルエットを格子状に配置。余白多めでモダン&爽やかな漫画風。
A character swinging a golf driver

「グリップなんて、まだ使えるしどれも同じでしょ?」…もしあなたが心のどこかでそう思っているなら、非常に危険なサインです。
そのツルツルに劣化したグリップが、あなたのスコアと、何より私が追い求める”飛距離”を静かに、しかし確実に蝕んでいることに気づいてすらいないのかもしれません。

私、飛ノ玉彦は、この小さな身体で大男たちと渡り合うため、20年間ゴルフギアに全てを捧げてきました。
グリップ交換に投じた費用だけで、おそらく高級車が一台買えるでしょう。
その執念の経験から断言します。
グリップは、クラブ性能を最大限に引き出すための最後の、そして最も重要なピースなのです。

この記事では、余すところなくあなたにお伝えします。👇

最適なグリップ交換のタイミングと、見逃してはいけない劣化のサイン

あなたのスイングを激変させる、飛距離と方向性を最大化するグリップの選び方

ショップ交換(持ち込み含む)とDIYの費用対効果を徹底比較

初心者でも絶対に失敗しない、プロの裏技満載のDIY全手順

この記事を最後まで読めば、あなたはもうグリップ交換で迷うことは金輪際ありません。
自分だけの最適なグリップを見つけ出し、今まで届かなかったあの旗を、あのデカいだけの奴らのオーバードライブを、過去のものにできるはずです。
さあ、一緒にグリップの深淵を覗いてみましょう。

ゴルフグリップ交換の”ケチ”はスコアの死を招く!交換時期と重要性

古いグリップと新しいグリップが対比され、輪郭の強い漫画風に描かれている。交換時期の重要性を表現。

「まだ使えるかな?」…いやいや、その考えが一番危ないんですよ。
グリップは、ゴルファーとクラブを繋ぐ唯一の接点。
言わば、我々の”命綱”なんです。
その命綱がすり減っていたら、どうなると思いますか?

ゴルフクラブにおいて、ゴルファーの意思を寸分の狂いなくボールに伝えるための唯一の接点、それがグリップです。
どんなに高性能なヘッド、どんなに高級なシャフトを使っていても、グリップが劣化した状態では、その性能は100%発揮されません。
脳からの「飛ばせ!」という指令が、グリップという名の通信ケーブルの劣化によって、クラブヘッドに届く頃にはノイズだらけの弱々しい信号になってしまうのです。
これは比喩ではありません。
劣化したグリップを使い続けることは、スコアアップの機会を自らドブに捨てているようなもの。
まさに「スコアの死」を招く行為なのです。

グリップはゴムや樹脂でできた、紛れもない消耗品です。
紫外線、手の汗や皮脂、そしてスイングの摩擦によって、あなたが思っている以上のスピードで劣化は進んでいきます。
劣化したグリップは表面が硬化し、ツルツルと滑りやすくなる。
するとどうなるか?
人間は無意識のうちに、滑るクラブを制御しようとグリップを強く、強く握りしめてしまいます。
この「無意識の力み」こそが、あらゆるミスの根源。
スムーズなボディーターンは阻害され、腕力だけのいわゆる”手打ち”スイングになり、ヘッドスピードは面白いように落ちていく。
結果、飛距離はロスし、方向性も安定しないという負のスパイラルに陥るのです。
私が昔、大事なコンペの最終ホール、小雨が降る中でツルツルのグリップのせいでドライバーが手からすっぽ抜け、OBを打って何度涙を飲んだことか…
あのときの屈辱は、今でも脳裏に焼き付いています。

では、具体的にいつ交換すればいいのか?
プロや上級者は、驚くほど頻繁にグリップを交換します。
一般的に推奨される交換の目安は以下の通りです。

交換の目安頻度
期間で判断少なくとも1年に1回
ラウンド数で判断36~40ラウンドに1回
熱心なゴルファー年に2回(シーズンイン前の3月、夏が終わる8月など)
プロゴルファー(参考)男子:1~2ヶ月、女子:1.5~3ヶ月

プロは、わずかな握り心地の違いがショットに影響することを知っているからこそ、この頻度で交換するのです。
我々アマチュアも、少なくとも年に一度はグリップの状態を総点検すべきでしょう。
特に、車のトランクなど高温多湿な場所にキャディバッグを保管している方は、劣化が早く進む傾向にあるため注意が必要です。

また、期間だけでなく、グリップが発する「SOSサイン」を見逃さないことも重要です。
以下のような状態が見られたら、それはもう交換時期です。

  • 表面の光沢・硬化: 新品時のしっとり感がなくなり、表面がテカテカと光っていたり、プラスチックのように硬くなっていたら末期症状です。
  • 滑りやすさ: 指で触ってみて、明らかに滑る感触があれば即交換です。雨の日や夏場のプレーでは致命傷になります。
  • ひび割れ: 細かい亀裂が入っているのは、ゴムが完全に劣化している証拠です。
  • 部分的な摩耗・凹み: いつも同じ場所を握るため、親指の部分などが削れて凹んでいたら、グリップ力も均一性を失っています。

「グリップ交換なんて金がもったいない」…その数千円をケチった結果、失うスコアや飛距離、そして何よりゴルフの楽しみは、その何倍もの価値があるはずです。
信頼できるグリップは、あなたに自信と安定したショット、そしてあの体格に恵まれたゴルフ仲間を見返す快感をもたらしてくれるでしょう。
信頼できる情報源として、世界中のゴルファーが愛用するGolf Prideの公式サイトなどで最新のグリップ情報を確認するのも良いでしょう。
まずはご自身のクラブのグリップを一本一本、じっくりと確認してみてください。
そこに、あなたのスコアを蝕む”真犯人”が隠れているかもしれませんよ。

飛距離が変わるグリップ選びの”沼”!素材・太さ・重さの最適解

太さや質感の異なるグリップが3本並び、漫画風タッチで描かれている。爽やかで選択肢の多さを強調したイラスト。

さあ、ここからが本番です。
グリップ交換の重要性を理解したあなたに、次なる”沼”が待ち受けています。
自分に合わないグリップを握るのは、サイズの合わないブカブカの靴でフルマラソンを走るようなもの。
確実に地獄を見ますよ。

グリップを単なる「クラブの持ち手」だと思ったら大間違いです。
素材、太さ、重さ、そしてバックラインの有無。
これらの要素が複雑に絡み合い、あなたのスイング、弾道、そして飛距離に直接的な影響を及ぼすのです。
これはもう、一つのクラブフィッティングと言っても過言ではありません。
メーカー純正で装着されているグリップが、必ずしもあなたに合っているとは限らない。
むしろ、合っていないケースの方が多いと私は断言します。
このグリップ選びという名の”沼”にどっぷり浸かることで、あなたは自分だけの「最適解」を見つけ出すことができるのです。

まず、素材から見ていきましょう。
大きく分けて3つのタイプが存在します。

  • ラバー系: 最もオーソドックスで、多くの純正グリップに採用されているゴム素材です。手にしっとりと吸い付くようなソフトな握り心地が特徴で、プロからアマチュアまで幅広く愛されています。カラーバリエーションが豊富なのも魅力ですが、摩耗や硬化が比較的早いのが欠点と言えるでしょう。
  • 樹脂系(エラストマー): ゴルフグリップの世界に革命を起こした素材です。ラバーよりも耐摩耗性や耐水性に優れ、長期間にわたって新品に近い性能を維持します。IOMIC社が開発した「IOMAX」などが有名で、独特のトルク(ねじれ)の少なさが特徴。硬度を自在に設定できるため、非常にソフトなものからハードなものまで選択肢が広いですが、価格がやや高めなのが玉に瑕ですね。詳しくは、IOMICの公式サイトを覗いてみると、その種類の多さに驚くはずです。
  • コード入り: ラバーや樹脂にコットンなどの糸を練り込んだタイプです。この糸が滑り止めの役割を果たし、雨天時や手汗をかきやすい状況でも、まさに鬼に金棒レベルのグリップ力を発揮します。しっかりとした硬めの握り心地を好む、パワーヒッターや上級者に人気があります。ただし、そのザラザラした感触は、手の皮が弱いゴルファーにとっては”ヤスリ”のように感じるかもしれません。私も調子に乗って素手で一日中練習したら、手の皮が剥けて血を見たことがあります。

次に、太さ(サイズ)
これはスイングに最も影響を与える要素かもしれません。
一般的に、グリップを握った時に中指と薬指の先端が、手のひらに軽く触れるか触れないか程度が適正とされています。

  • 太めのグリップ: 手首の余計なコネコネした動きを抑制する効果があります。これにより、ボールのつかまり過ぎを防ぎ、方向性が安定しやすくなります。俗に言う「フック病」に悩むゴルファーは、一度試してみる価値は絶大です。ただし、ヘッドの重さを感じにくくなるため、ヘッドを走らせて飛ばしたいタイプには不向きな場合があります。
  • 細めのグリップ: ヘッドの重さを感じやすく、リストワークを使いやすくなるため、ヘッドスピードを上げやすいというメリットがあります。飛距離を追求したい、ボールをしっかりつかまえたいというゴルファーに向いています。私も長年、手が小さいというコンプレックスから細いグリップを愛用してきましたが、逆に手首を使いすぎてチーピン地獄に陥った経験もあります。

さらに、見落とされがちなのが重さです。
グリップの重量は、クラブ全体のバランス(スイングウェイト)を大きく左右します。
一般的に、グリップ重量が5g変わると、クラブバランスは約1ポイント変化します。

  • グリップを重くする: ヘッドが軽く感じられる「カウンターバランス」効果が生まれます。これにより、スイング軌道が安定し、ミート率が向上することがあります。ドライバーのヘッドが暴れてコントロールできない、という悩みを持つ方は、少し重めのグリップに変えるだけで、あの暴れ馬が嘘のように手懐けられるかもしれません。
  • グリップを軽くする: ヘッドが重く感じられ、いわゆる「ヘッドが効いた」状態になります。遠心力を利用してヘッドスピードを上げたいゴルファーには有効な選択肢です。ただし、やりすぎるとヘッドが返り過ぎて左へのミスを誘発する危険性も孕んでいます。

最後に、バックラインの有無
これはグリップの裏側にある、背骨のような線状の突起のことです。

  • バックライン有り: この突起に指を引っかけることで、毎回同じ位置でグリップしやすくなります。これにより、フェースの向きを常に一定に保ちやすく、ショットの再現性が高まります。
  • バックライン無し: 近年主流の、シャフトの角度を調整できる「カチャカチャ」機能付きのクラブには、バックライン無しが必須です。なぜなら、シャフトを回転させるとバックラインの位置まで変わってしまい、構えるたびに違和感の塊になってしまうから。フェースを開いて使うウェッジなどにも、バックライン無しが好まれます。

このように、グリップ選びはまさに千差万別。
あなたのスイングの悩み、目指す弾道、そしてゴルフへの執念…それら全てを解決する一本が、この”沼”のどこかに必ず存在しているのです。

【費用比較】ゴルフグリップ交換は店舗持ち込み?それともDIYが賢い選択か?

グリップと工具が天秤に乗せられ、輪郭のはっきりした漫画風に描かれている。店舗とDIYの費用比較を表現。

さて、交換の重要性と選び方の”沼”を理解したところで、次はお金の話です。
金に糸目はつけない主義の私ですが、無駄金は1円たりとも払いたくない性分でしてね。
どこで交換するのが一番賢い選択なのか、徹底的に比較してやりましょう。

グリップ交換を実行する方法は、大きく分けて2つ。
「ゴルフショップに依頼する」か、「自分で交換する(DIY)」か。
どちらが良いかは、あなたの時間、予算、そしてクラブへの愛情の深さによって変わってきます。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットと、気になる費用について、私の執念で集めたデータと共に、白日の下に晒していきましょう。

まずは、ゴルフショップに依頼する場合です。
「プロに任せたい」「時間がない」「失敗したくない」という方には、最も手軽で安心な選択肢と言えます。
しかし、注意すべきは「グリップをその店で買うか、自分で用意して持ち込むか」で工賃が大きく変わるという点です。

主要ゴルフショップのグリップ交換工賃比較(1本あたり・税込)
*あくまで参考価格であり、最新の情報は各店舗にご確認ください。*

ショップ名グリップを店舗で購入グリップを持ち込み特徴・会員特典
ゴルフパートナー無料~550円550円~1,100円会員登録で工賃が無料になる店舗が多いのが魅力。
ゴルフ5330円770円アルペン会員は割引あり。クイック仕上げは強み。
二木ゴルフ330円880円二木ゴルフカード払いで無料になるサービスも。
ヴィクトリアゴルフ330円550円~770円会員ランクによって割引あり。
有賀園ゴルフ220円550円比較的リーズナブルな設定。
つるやゴルフ660円1,100円やや高めの設定だが、信頼性は高い。

この表を見れば一目瞭然。
グリップを「持ち込み」にした場合、工賃は店舗購入時の1.5倍から3倍に跳ね上がります。
これは当然の話で、店側からすれば利益の源泉であるグリップが売れないわけですから、技術料で回収するのは当たり前。
ネットで安くグリップを仕入れてショップに持ち込む、という戦法は、トータルで見ると大して得にならないケースが多いのです。
持ち込みは、よほど特殊なグリップで店舗に取り扱いがない、という場合に限定して考えるべきでしょう。
詳しくは、お近くのゴルフ5の店舗サービスなどで確認してみてください。

交換時間も重要な要素です。
ゴルフ5のように1本10分程度で仕上げてくれる「即日仕上げ」対応の店舗もあれば、数日預ける必要がある店舗もあります。
急いでいる場合は、事前に電話で確認することをお勧めします。

さて、次はいよいよ自分で交換する場合(DIY)です。
「費用を徹底的に抑えたい」「自分のクラブは自分でいじりたい」という、私のような”執念ゴルファー”には、こちらが断然おすすめです。

DIYの初期投資とランニングコスト

  • 初期投資: グリップ交換に必要な道具一式(グリップカッター、両面テープ、交換溶剤、シャフトクランプ等)がセットになった「グリップ交換キット」が、おおよそ1,000円~3,000円程度で購入できます。
  • ランニングコスト: 一度道具を揃えてしまえば、あとはグリップ本体の代金だけで済みます。工賃は永久にゼロです。

では、どれくらい費用に差が出るのか、具体的なシミュレーションをしてみましょう。
ドライバーからパターまで14本フルセットを、年に1回交換すると仮定します。
グリップ代は1本1,500円としましょう。

【3年間のトータルコスト比較】

  • ショップ依頼(工賃平均500円/本):
    (1,500円 + 500円) x 14本 x 3年 = 84,000円
  • DIY(初期投資3,000円):
    3,000円 + (1,500円 x 14本 x 3年) = 66,000円

その差は18,000円
私が年間3セットはグリップを交換するような”変態”ゴルファーであることを考えれば、DIYでなければとっくに破産しています。
慣れてしまえば、テレビドラマを1本見ている間に2~3本は交換できるようになります。
時間的コストも決して高くはありません。

結論として、初めての交換で不安な方や、特定の1本だけを急いで交換したい場合は、ゴルフパートナーのような無料サービスがある店舗を利用するのが賢いでしょう。
しかし、長期的に見て、そして何より自分のクラブへの愛着を深めるという意味で、私はDIYを強く、強く推奨します。
自分の手で仕上げたクラブで放つ一打は、格別の脳汁が出ますよ。

初心者でもプロ級の仕上がり!グリップ交換DIYの”禁断”テクニック

グリップにテープを巻く様子を漫画風に描いた抽象イラスト。DIYの楽しさとテクニックを表現。

いよいよ最終章です。
ここからは、私がこれまで何百本、いや千本近いグリップを交換してきた中で見つけ出した、教科書には載っていない”裏技”も全てお教えします。
これを読めば、もうグリップ交換で失敗することはあり得ません。
あなたの手で、最高のクラブを仕上げましょう。

【グリップ交換DIY・完全手順】

  1. 古いグリップを切り裂く(最重要工程)
    古いグリップは、専用のグリップカッターで縦に切り裂いて剥がします。ここで絶対に、絶対にやってはいけないのが、普通のカッターナイフを使うこと。特にカーボンシャフトの場合、刃が深く入りすぎてシャフトに傷をつけてしまったら、そのクラブの寿命は終わりだと思ってください。スイングの負荷がかかることで、その傷からシャフトがポッキリ折れる危険性があります。フック状の刃がついたグリップカッターは「命の保険」です。ケチらずに必ず購入してください。刃をシャフトに対してなるべく寝かせ、自分の身体とは反対側に向かって、ゆっくりと切り裂いていくのが安全のコツです。

  2. 古いテープを”根こそぎ”剥がす
    シャフトに残った古い両面テープは、次のグリップの装着精度に直結するため、徹底的に、それこそ憎い相手を追い詰めるように綺麗に剥がしきります。これが意外と重労働。なかなか剥がれない場合は、ドライヤーの温風を当てて粘着剤を温めると、驚くほど剥がしやすくなります。それでも残ったベタベタは、パーツクリーナーやシール剥がし剤を少量布に染み込ませて拭き取れば完璧です。

  3. 新しい両面テープを巻く
    シャフトが綺麗になったら、新しいグリップ専用の両面テープを巻きます。巻き方には螺旋状に巻く方法と、縦に貼る方法がありますが、どちらでも性能に大差はありません。重要なのは、隙間なく、シワなく巻くこと。テープの長さは、新しいグリップの長さと同じか、ほんの少しだけ短くカットするのがプロの技。そして、シャフトの端(バットエンド)からはみ出したテープは、内側に折り込んで穴を塞ぐように処理します。これにより、溶剤がシャフト内部に入るのを防ぎ、グリップを挿入しやすくなります。

  4. 溶剤を注入・塗布する(スピード勝負!)
    ここからがスピード勝負です。まず、新しいグリップのエンド部分の小さな穴を指で塞ぎ、中にグリップ交換用溶剤をたっぷりと注ぎ込みます。そして、グリップの口をもう片方の手で塞ぎ、シェイカーを振るようにして内部全体に溶剤を行き渡らせます。次に、そのグリップ内の溶剤を、シャフトに巻いた両面テープ全体にまんべんなくかけ流します。「こんなに?」と思うくらい、躊躇なくたっぷり使うのが失敗しない最大のコツです。溶剤が少ないと、グリップを挿入している途中で滑りが悪くなり、固まってしまうという最悪の事態を招きます。

  5. グリップを”一気に”挿入する
    両面テープが溶剤で濡れているうちに、グリップをシャフトのエンド部分に合わせ、躊躇なく、一気に根元まで差し込みます。途中で止まってはいけません。もし途中で硬くなっても、焦らず、少しねじりながら力を込めて押し込みます。私が初めてDIYした時、この工程でビビってしまい、グリップが半分しか入らず、泣く泣く新品のグリップを切り裂いた苦い思い出があります。まさに地獄でした。

  6. 向きを微調整し、最終確認
    グリップが奥まで完全に挿入できたら、溶剤が乾ききる前の数分間で、向きの最終調整を行います。クラブをアドレスの形に構え、フェースの向き(スコアライン)に対してグリップのロゴや模様がまっすぐになるように微調整します。ただし、これが絶対の正解ではありません。最終的には、あなたがアドレスした時に一番しっくりくる向きが、あなただけの正解です。調整が終わったら、グリップエンドを地面に「トントン」と軽く打ち付け、完全に奥まで入っていることを確認します。

  7. 乾燥(焦りは禁物)
    最後に、はみ出した溶剤をきれいに拭き取り、あとは静かに乾燥させるだけです。最低でも数時間、できれば丸一日は触らずに放置してください。ここで焦って練習場に駆け込むと、スイング中にグリップが回転してしまい、全てが水の泡となります。

この手順とコツを守れば、あなたのグリップ交換は必ず成功します。
自分の手で完璧に仕上げたクラブを握った時、あなたはきっと、今まで感じたことのない高揚感とクラブへの信頼感を覚えるはずです。
その一打が、あなたのゴルフ人生を変えるかもしれません。

goodbay
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